「やっぱりここは俺の出番だな。え~と。かっていた犬をおいて、ヒメちゃんは、おさんぽで――」 プチ、プチ、プチプチ。 ――なんだ? 「何度読んでも意味不明だな。よりによって、こんな七面倒なクイズをダイイングメッセージにしなくてもよかろうに。なあ?若造」 「いや、でもとっさの場面では、それしか思いつかなかったんでしょうし……」 「あ~あ。誰かの名前がズバッと書かれてりゃあ、楽だったのになあ。せめて一部でも分かるやつが」