推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】



真紀子の提案にも、首を振るのが精いっぱい。


これでは、タイムリミットまでに解読するのは到底不可能だと判断した匠は、「ラテ……」と口にした。



「ラテ、持ってきてくれない?」



コーヒーのようなものを飲めば、眠くならないと聞いたことがあった。


だからといって、コーヒーは前に飲んで苦手で、ここにあるかどうかも分からない。


そこで、親戚のようなものでいて、姫子も美味しそうに飲んでいたラテならと、要求したのだ。