「じゃあ坊主は解けたのか?それとも、また自分じゃ答えを出さない『違う違う詐欺』か?」 「ち、違うよ!」 「ほらまた。わはは」 「ち……もういい!酔っ払いはあっち行け!」 「コラ、匠っ!」 真紀子に叱られ、黙り込む匠。 宗は鼻を鳴らしながら、椅子にふんぞり返った。