Boys Kissシリーズ・『アイドルとのキス』

「運動も勉強も、生徒会の仕事も一生懸命にこなすでしょう? 普通の人なら音を上げて、止めていることだって、キミは頑張る。そういう姿を見てその…好きになったんだ」

「別にやりたくてやってたワケじゃない。他にすることがなかっただけの話しだ」

「それでもそういう姿、すごくカッコイイなって思ったんだ」

そう語る彼の眼は、とても輝いて見える。

尊敬する眼差しを向けられても…。

「…あっ、でもそういう感情は尊敬とか憧れなんじゃないかな?」

「えっと…僕も最初はそう思った。けど…その、キミとはもっと仲良くなりたいって思ったんだ」

「じゃあ友情。友達でも良いんじゃないか?」

「…それも考えた。でもキミが他の人を愛する姿、想像しただけで…イヤなんだ」

彼は苦しそうに自分の胸元を押さえ、悲しそうな顔をする。

キレイな顔でそういう表情をされると、俺まで胸が痛くなる。

「だから気持ちを伝えようって思ったんだ。やっぱり…ダメ?」