「ありがとう、いっくん・・・ごめんね・・・あたし・・・」 自転車置き場まで来てそう言ったあたし。 「何も言わなくていいから・・・人生いろいろあるからさ・・・会いたくない時だって、話したくない時だってあるし・・・そうだ!アイス、帰りに奢れよ~(笑)」 「うん!」 「それ!その顔!詩音はそうやって笑ってる時が1番かわいいんだからさ!あ、笑ってる時だけがかわいいの間違いか(笑)さ、帰ろう!」 「うん!」 いっくんの優しさが嬉しかった・・・ ありがとう、いっくん・・・