駅に着いても何だか離れたくなくて・・・

でも、もう帰らなきゃね・・・


「ありがとう」と言って自転車から降りるあたしに、
「コンクール、頑張れよ」
って言うと、木崎くんはあたしのおでこにキスをした。

「・・・//!?」

真っ赤な顔で頷くあたし。


「だ~か~ら~!俺も一緒なんだって!」

「ごめん、ごめん。翔ちゃん(笑)」

そんな2人に手を振って、あたしは駅に入って行った。