階段を上り屋上へのドアを開けると、もう大野くんは屋上にいた。 「紫藤、ごめんな。」 「ううん、いいよ。」 大野くんを見ると、何だか赤い顔をしているみたい・・・ 熱でもあんのかな?大丈夫かな? 「大野くん、顔赤いけど・・・熱でもあるんじゃないの?大丈夫?保健室行った方がいいんじゃない?話ならいつでも出来るし・・・ね・・・」 「いや・・・熱じゃないから・・・」