あなたに見守られながら・・・


2人がいなくなって、保健室には俺と詩音の2人だけ・・・

「詩音・・・ごめんな・・・俺、詩音を守ってやれなかった・・・」

そう抱きしめて言った俺の言葉に、詩音は首を横に振る。

「俺、詩音が倒れたのが教室から見えて、気がついたら教室飛び出してた。授業中だったから、さっき先生にめちゃくちゃ怒られたよ。」

そう言うと詩音が辛そうな顔で俺を見上げた。

「詩音のせいじゃないからな。」