あなたに見守られながら・・・


学校近くの公園に来た俺たち。

「離してよ!」

俺は掴んでいた黒木の腕を離した。

「何よ!そんなにあの子のことが好きなの?!わかった・・・別れてあげる。ただし、明日から1週間、あたしとずっと一緒にいて!あの子とも話さないで!それが出来たら別れてあげる。」

1週間、詩音と話すなだって?

「それは・・・」

「それが出来ないなら、別にいいけど・・・その代わり、あの子がどうなっても知らないから!」

確か、ちょっと不良なやつらで、黒木のことを好きなやつらがいたはず・・・
そいつらに何かさせるのか?!
ダメだ!そんなことさせない!