駅までの道を、木崎くんの自転車があたしを乗せて走ってく。 風が気持ちいい・・・ 始めは腕を回すのも恥ずかしかったけど・・・ あまりにも風が気持ち良くて・・・ 木崎くんの背中に頭を預けて、目を閉じて風の気持ち良さを感じていたあたしは・・・ 優梨たちの横を自転車が通り過ぎたのにも気が付かずにいた。 当然、そんなあたし達を不機嫌な顔の藤島くんが見ていたことにも・・・