あたしを抱きしめていた腕がほどかれ、藤島くんの大きな両手があたしの頬に触れる・・・そこから熱が伝わってくる・・・
息が出来ないくらいドキドキして、思わず目をギュッと閉じたあたし・・・
藤島くんの吐息を感じて、さらにドキドキしたあたしの唇に、ゆっくり重なる藤島くんの唇・・・
とっても優しいキスに、あたしの心臓は飛び出してしまいそうだった・・・
息が出来なくて、藤島くんの制服の裾を握ったら、ゆっくり離れていった藤島くんの唇・・・
目を開くと、辛そうな顔であたしを見つめる藤島くん。
「こんなに痩せて・・・ちゃんと食べてないんだな・・・ごめんな、俺のせいだよな・・・」
「ちが・・・」
「違わない!俺、詩音に辛い思いさせた。ホントごめん・・・俺、黒木とちゃんと別れてきたから・・・詩音、待たせてごめんな・・・」
そう言って、藤島くんはあたしから少し離れて頭を下げた。

