あなたに見守られながら・・・


「俺は、川島じゃなくて、紫藤に一目惚れしたんだよ・・・紫藤のことが好きだったんだよ・・・もし、木崎に告られる前に俺が告ってたら・・・イチローの前に俺が告ってたら・・・俺と付き合ってた?だとしたら、俺、告っときゃよかった・・・」

そう言った俺に
「そ、そんなこと・・・今言わないでよ・・・藤島くん・・・彼女いるじゃない・・・毎朝するキスだって、どうしてするの?あたし勘違いしちゃうよ・・・また藤島くんのこと、好きになっちゃうよ・・・」
と言った紫藤は、泣いていた。