何も言えないあたしの代わりに、
「俺たち、幼なじみの関係の方がお互い楽だってわかったの!だから、今まで通りだから!優梨、気にすんな!な?じゃないと、俺、泣いちまうぞ~!うぇ~んって(笑)」
そう言って明るく振る舞ういっくん。
ありがとう、いっくん・・・
あたしが絶対悪いのに、そうじゃないようにしてくれてる・・・
ホントに優しいね・・・
いっくんのおかげで、あたし達は今まで通り、仲良く過ごしていけた。
優梨といっくんと今まで通り過ごしたくて、あたしは藤島くんを好きな気持ちは誰にも言わずに、心の奥へとしまったんだ。

