あなたに見守られながら・・・


ガックリと肩を落とす俺に、詩音が何か包みをくれた。

「何?これ?」

「えっと・・・お弁当・・・あたしが作ったの・・・美味しくなかったらごめんね・・・」

真っ赤な顔でそう言う詩音。

マ、マジで?!

詩音が俺のために弁当作ってくれたなんて・・・
めちゃめちゃ嬉しいぞ~~!!!

クラスが離れたことなんて忘れるぐらい喜ぶ俺を見て、詩音がにっこり笑っていた。


詩音・・・そうやって、ずっと笑っててくれよ・・・