坂下公園に着くと、もう辺りは真っ暗だった。 前川先輩は、あたしをベンチに座らせて、その横にピッタリと体をつけて座った。 「詩音ちゃん、チョコ、くれるんでしょ?」 笑顔であたしの肩を抱く前川先輩。 怖い・・・いっくん、助けて・・・助けて・・・いっくん・・・ 「そのカバンに入ってるのかな~♪あ、あった、あった♪」 そう言って、あたしからカバンを奪った前川先輩は、チョコを取り出した。