あなたに見守られながら・・・


しばらくすると、屋上の扉が開いた。

「はぁ・・・はぁ・・・詩音ちゃん、遅くなってごめんね・・・先生に呼ばれてて・・・」

「あ、いえ・・・」

えっと・・・誰だろう?何だか見たことあるような、ないような・・・
青いネクタイしてるから、2年生・・・かな?

「ははっ(笑)その顔、誰なんだ?って顔してるね(笑)」

あ、ヤバイ・・・バレてる・・・
だって誰だかわかんないんだもん。
でも、あたしのこと詩音ちゃんって呼んだから、サッカー部の先輩なのかなぁ?