「詩音、良かった・・・」
そう言って俺は詩音を抱きしめた。
本当に良かった・・・詩音にもしものことがあったら俺・・・
詩音・・・離してしまって、ごめんな・・・
その後、俺の焦った顔が尋常じゃなかったと、からかいながら言う優梨。
「当たり前。こんなかわいいやつ、男がほっとくわけないんだから・・・何かあったらどうしようかと思ったし・・・ホント、良かった・・・」
そう言う俺の顔を、真っ赤な顔で見つめる詩音。
かわいいよ・・・
俺、もうぜってぇ離さないから・・・
俺は、詩音の手を離れないように、しっかりと握って歩き出した。

