イチローside 「夜中から初詣なんてダメよ!何かあったらどうするの!?」 やっぱダメかぁ・・・詩音、大切にされてるもんなぁ・・・ 詩音の顔を見ると、泣きそうな顔をしていた。 諦めかけた俺は、諦めるな!と心の中で気合いを入れ、 「俺が迎えに来て、帰りもきちんと送ってくるので行かせてください!」 と、詩音の母さんと父さんに頭を下げた。 そしたら、詩音の父さんが、 「一朗くんがそう言うなら・・・一朗くん、詩音のこと頼むよ」 と、あっさり許してくれた。