駅に着くと、優梨と藤島くんが待ってくれていた。 「詩音・・・」 優梨は黙ってあたしを抱きしめてくれた。 しばらく何も言わずあたしの側にいてくれた優梨達・・・ 「ありがとう・・・ごめんね・・・」 少しずつ気持ちが落ち着いてきたあたしは、みんなの優しさが嬉しくて、また涙した。