ニヤニヤしてるから、怪しい視線を送りながら紙を見る。 『パンツ見えた』 おいっ! 『変態!』 そう書いて見せると奏太は向こうで爆笑した。 『高校生は変態だよ』 笑っていたからか、字が少し震えている。 『そんな現実知りたくありません!』 怒ったように見せ、後ろを向く。 後ろでトントンと音がし振り向く。 音は聞こえるんだなあ。 奏太はゴメンとポーズをとっていた。