最低最悪男子はあたしです




暫くすればチャイムが鳴り、女たちはしぶしぶ…と言った形ではあったが自分の席へと戻って行った


やっと離れて行く香水の匂いに安心したが、自分の両腕には腕をからめつけてきた女たちの残り香がついていて、気持ち悪かった…



視界の端に教室に入ってくる教師を見ながら、自分の席の斜め前を見てみるとそこにはニヤニヤした顔の春輝がいた



きっとさっきの出来事についてだろう


親指を立ててから地面の方向に向ければ、春輝はゾッとした顔をしてから急いで前に向き直った



彼女が増えてきたため、暇な授業中はいつもどうやって振るか…を考える時間となっている


将来自分の家を継ぐことになっているあたしはそれなりに学校の単位を取って卒業するだけだ


家で家庭教師に習ったのでもう習うことは殆どない


なぜ高校に来ているのか…と聞かれれば、あたしは間違いなく女たちに復讐するためだけだと答えるだろう


自分も女なのにね