ガラリ、と教室の扉を開くと教室にいた人たち
否、正確にいえば女子がこちらを見た
「紫音さまぁ」
ハートが付きそうな話し方に寒気がするのを抑え自分の席に行く
「いつ見てもカッコいいわ…」
「愛してる」
なんて声が周りから聞こえてくる
それをオール無視して席に着く
これは毎回の事だからね
「よっ」
そこに1人の男が話しかけてきた
「あ?…春輝か」
そこに居たのはこの学校での友達
萩原 春輝
勿論男だ
こいつにもあたしが女だってことは言っていない
男友達としていたかった
この気楽な関係が一番良い
男女っていうと、恋愛にすぐに発展してしまうから、あたしは男としていたかったから

