こんなに遠い所まで歩かせて振るのはベタな裏庭かよー



つまらない、なんて思いながら女と対面する


その瞳には涙



口角が上がりそうなのを必死で我慢しながら


「大丈夫?」


なんて微量も思っていないのに聞いてみる


「紫音の所為だし!!」


そう言ってポロポロと涙を流す女


確かにあたしの所為か~、なんて考えながらどうやって振るかを考える



待ってました、この瞬間



どうせ振るならこっぴどくいこうか




頭の中でシナリオが出来上がり、あたしは行動に移した