「取り敢えず、母親が戻ってくるまで預かることにした」
「kittyは?」
「アイツが拾ったんだよ。文句言うはずないだろ」
そうであってほしい。と、半分くらいは願望だけれど。
ここで「美緒ちゃんをどこかに預けます!」とか言われた日には、本気で実家に戻ることを考える。そんなことをしても美緒にとって幸せな結果など待っていない。それが俺の予想だ。
「捨てられたんだよ、コイツ」
「こんなにcuteなのにね」
「どんなにcuteでもcleverでも、我が子を愛せない親なんてその辺に五万といるさ」
「マリコ?」
「そうとは言ってねーよ」
塞がりきってない傷を掘り返しやがって…とジトリと視線をやるも、俺の腕から美緒を奪い取ろうと躍起になっているレベッカは無反応だ。
「おいでー、ミオ」
「やー」
「cuteな衣装買ってきたデスヨー」
「やー」
あめでベタベタになった手でしがみ付かれ、パーカーで良かった…と心底思う。これがニットだったならば、帰ってからの聖奈のお怒りが恐ろしい。
「よーし、よし。取り敢えず手を何とかしようか、お前」
「やー」
「やーじゃなくてな」
無理やりに引き剥がし、ソファに座らせた美緒の手をウエットティッシュで綺麗に拭く。そんな俺の様子を見ながら、レベッカが不吉なことを言い出した。
「kittyはきっと子供を愛せない」
「俺の不安を口に出すな」
「マナよりkittyの方が執着心が強い」
「わかってるよ、んなこと」
さっきの反撃かよ…と眉根を寄せる俺の顔を、パチンッと美緒が打つ。乱暴な奴め!と、ぷにぷにの頬を抓んでやった。
「メッ!」
「だー!」
「だーじゃなくて、叩くなっつってんだよ」
「うー!」
今度は「うー」かよ。と、グリグリと腹に額を擦り付ける美緒を抱え、レベッカを振り返った。
「kittyは?」
「アイツが拾ったんだよ。文句言うはずないだろ」
そうであってほしい。と、半分くらいは願望だけれど。
ここで「美緒ちゃんをどこかに預けます!」とか言われた日には、本気で実家に戻ることを考える。そんなことをしても美緒にとって幸せな結果など待っていない。それが俺の予想だ。
「捨てられたんだよ、コイツ」
「こんなにcuteなのにね」
「どんなにcuteでもcleverでも、我が子を愛せない親なんてその辺に五万といるさ」
「マリコ?」
「そうとは言ってねーよ」
塞がりきってない傷を掘り返しやがって…とジトリと視線をやるも、俺の腕から美緒を奪い取ろうと躍起になっているレベッカは無反応だ。
「おいでー、ミオ」
「やー」
「cuteな衣装買ってきたデスヨー」
「やー」
あめでベタベタになった手でしがみ付かれ、パーカーで良かった…と心底思う。これがニットだったならば、帰ってからの聖奈のお怒りが恐ろしい。
「よーし、よし。取り敢えず手を何とかしようか、お前」
「やー」
「やーじゃなくてな」
無理やりに引き剥がし、ソファに座らせた美緒の手をウエットティッシュで綺麗に拭く。そんな俺の様子を見ながら、レベッカが不吉なことを言い出した。
「kittyはきっと子供を愛せない」
「俺の不安を口に出すな」
「マナよりkittyの方が執着心が強い」
「わかってるよ、んなこと」
さっきの反撃かよ…と眉根を寄せる俺の顔を、パチンッと美緒が打つ。乱暴な奴め!と、ぷにぷにの頬を抓んでやった。
「メッ!」
「だー!」
「だーじゃなくて、叩くなっつってんだよ」
「うー!」
今度は「うー」かよ。と、グリグリと腹に額を擦り付ける美緒を抱え、レベッカを振り返った。

