「な、なにー!そんな事があったのか!くそー何で俺に電話して来なかったんだよ!」

もっとうるさくなってしまった。

『うるせーよ。たまたまだよ。たまたま。それに、お前奈緒の番号知ってるのか?』

俺が、言うと亮の眉がピクと上がった。

「な、奈緒だとー!お前らどんな関係だ!」

またでかい声を出したので教室にいる人達が俺達を見た。

『おい。声がでかい。』

「わ、悪いな。でも、いいな〜。かわいい女の子に名前で呼んでもらえて。なあなあ、俺にも番号教えろよ。」

亮の後ろに、人影があった。