「…そうだとしてもバレてる。」




先生は話して尚、言った。




「それじゃあ……」




「大丈夫。植田を応援するために皆が俺に実行委員をお願いしたクラスだ。バレてても構わない。」




「噂はあっという間に広まりますよ?」




「唐金は陽崎のことを俺に話さなかった。皆、そんな奴らだ。信頼出来る。」




陽崎先生といい月野先生といい生徒を信頼しているからいつもこんな大胆なことが出来たのか…




「先生のそういう所、尊敬します。」




「…ありがとう。」




先生は微笑んでまた私にキスをする。


先生の顔も私の顔も"2月"の夕日で真っ赤だった。