「そんなに手強い相手だったの?」 「………悔しいけど認めるしかない。」 舞…あんまり植田に突っ込まないであげて。 私は一歩離れた所から黙って2人の様子を見ていた。 「そっか…残念だったね。」 「今回一番許せないのは自分だ。」 そんなに植田が気に病むことなんてないのに… 元はと言えば私が全部悪いのに…… だけど私は植田にかける言葉も…話しかける勇気すらない。 今日は朝練も行けなかった。行かなかった。