「本当に陽崎君はお世辞が上手ねー きっと将来、たくさんの女の子を泣かすわよ。」 「今も結構泣かしてます。」 「あらあら……」 月野、お前は気づいてるか? 俺をそうやって気にしているけど……先生はお前の方ばかり見ているってことを。 「先生も大概の男泣かしてきたでしょ?」 「私はダメね…全然男運がないの。二股されたり告白した人は他に好きな人がいたり。」 先生との会話で彼氏がいないことまで俺は教えてやった。 「先生ふるとか勿体ねー!」 俺だって先生が好きなのに。