「今まで陽崎とか月野とか付き合ってた人ってね、どこか飾った人ばかりだったの。」
「飾る?」
「顔だけで選んだ、みたいな。」
「確かにそうだなー」
竹垣さんと若葉さんはうんうんと頷いている。
「でも、私は優ちゃんみたいな子を好きになってくれたのが嬉しい!
優ちゃん可愛いもの。」
私は思わず菜箸を落としてしまった。
「あ、優ちゃん照れてるね。」
止めて下さい竹垣さん。
「可愛いなー私、そういう優ちゃんの素直な所、好きよ。」
若葉さんにこんなことを言ってもらえるなんて……私は感動してしまった。
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