私、高岡 樹理。
現在、高校2年生。


そんな私は、この東野高校の
生徒会長に一目惚れで、生徒会の一員でもある。




「樹理、この日開いてる?」

「あぁ…開いてる。」




なのに、彼氏持ち。

彼の名前は
酒井 日向乃。

女の子みたいな名前だから、
出席を取るときは、日向乃ちゃん と言われる事が多い。




そんな日向乃とは、今
休日にデート、という事を話してる。



「開いてる?嬉しいな♪
だったら、俺ん家でデートしない?!」


「やだ。絶対駄目。」


「何で何でぇ。
もう何もしないからぁ」


「嘘を吐くな。
私はもう分かるもん。」


「“もん”だって♪
かーわいーなぁ♪」


「……。」



何故、彼の家がダメかと言うと。