『えー、朝ご飯……本当に?』 ……男が焦ったような声を出し、『りの』の明るい笑い声が響く。 でも……朝ご飯かぁ。 私は、褒めてから毎朝作ってくれるようになったメニューを心の中で思い浮かべ。 『パンと、ふわふわのオムレツ、サラダ!!紅茶もヨロシク☆』 ――――――え? 『梨乃』と『りの』の好きな物が同じだった事に、少なからず動揺する。