まぁでも、『李乃』も『里乃』もいるし……。 私の事じゃないのかも。 ………そんな私の考えに構わず、会話は軽快に続く。 少し、耳を澄ませた。 『りのってさ、たしか来月が誕生日だったよね?』 『…… 凄い!!覚えててくれたんだっ!?』 『当然だろ?』