そんな悪友たちが、次に繰り出すセリフは決まってこうだ。 「「本当、勿体ねぇ、慧には!!」」 余計なお世話だ、のひと言。 癒亜ははっきり言うと俺よりも成績優秀、文武両道、才色兼備という見事に四字熟語を並べたような超人かつ高嶺の花と言った存在だ。 それに対して俺は平凡。よくて中の上。 成績に長けているわけでもない。 品行方正も普通。 頭の方も容姿も普通。 よくて運動が得意な健全な男子高校生である。 それなのに、癒亜は平凡である俺を選び、挙げ句の果てに好きだと言い張った。