桜桃のなる頃に──君とのcherryなアルバム─





「………ぁあ。」


「思い出したか!?」


「やっぱり俺達有名なんだな!」


「“あの”ね。」




様々な犯罪に手を染めて、牢獄行きも後を絶たないという、“あの”暴走族。






「抱いてやろうか?」


「これから有名になるんだからいいだろ?」


「後で自慢出来るよー?」




馬鹿? そんなの自慢になるわけないじゃん。


むしろ汚点。人生の汚点。


一生の恥じゃない。







「てめぇ…っ!!」


「…ぇ?」




大柄な色黒の男が手を空に掲げた。


空は満天の星空で、場違いに綺麗だなあ、と思った。