桜桃のなる頃に──君とのcherryなアルバム─





「慰謝料払ってもらおうか?」


「それとも何? 体で払っちゃう?」




ゲラゲラと下品な笑い声が耳につく。虫酸が走る。


やたらとうるさい蝉の鳴き声とコイツ等のせいで私のイライラは最高潮だった。






「あんたらに差し出す物なんか、これっぽっちもないから。」




いつもそうなんだ、私は。

言った後に気付いたって遅いのに。




「お前…俺達が誰かわかってんのか!?」


「天下の黒蛇(クロヘビ)だよ!」


「かの有名な!!」




男三人が一斉に凄んで来るが、イマイチぴんと来ない。



……黒蛇?