強制的に切られた電話に僕は固まってしまった。 誰だよ『ショウ君』って…。 って言うか、僕ってカナコの友達の事知らない。知ってても、大抵女の子だろうなって思い込んでたから…。 その事に気付いた僕はなんだか、イヤになるぐらいブルーだ。 カナコがどんな友達と遊んでて、どんな風に遊んでるかなんて気にした事がなかった。 僕って彼氏失格? …でも、僕と遊びに行く事もどこか楽しそうな…そんな口調にも聞こえた。 何だかとっても中途半端なな距離にいるよな…僕らは…。