「そうなんだ。じゃあ、そろそろ帰った方がいいんじゃない? 最終も出ちゃうよ」 途端に元気がなくなる。…なぜ? 「き、木庄さん?」 「そー言えば、坂上君、来週の合コンに参加するだってね?」 「…へ? 何で知ってるの?」 女の子の前では銜えタバコしかしない僕は、彼女の一言に驚いた。 「だって、女子幹事、私だもん」 フフフ。と、笑う木庄さんはかわいいと思った。 …と言っても、笑った顔が一番かわいいのはカナコだけどね。