「優心…?」
「し、ずく…」

雫が戻ってきたようだ。

「何か…あったの?」
「な…んで…」
「なんとなく、だけど…」

「なぁ…やっぱり俺って…気持ち悪いのかな」
「っ。ちょっと、静かなところ行こうか」

雫はにこり、優しく笑うと俺の手を優しく握り、歩き出した。


着いたのは、俺たちのはじまりの場所でもある…


あの、公園だった。