「帰るか」
「そうだね」
「…送る」
「え、大丈夫。まだ、明るいし」
「いいから、送る」
「悪いし、いいよ」
「だー!一緒に、いてぇんだよ…!
言わせんな、バカ//」
「っ////」

無感情だった雫。

作り笑顔ばかりだった雫。

そんな雫の、真っ赤になった顔は…
可愛くて、愛しい。

「じゃぁ、ありがとう…」
「いいえ。んじゃ、行こ」


もっと、雫を知りたい。


雫に、たくさんの感情を吹き込んでやりたい。



そう、思った。