たぶん、このビルかなぁ?
キョロキョロしていると
私の前に一台の車が止まった。
『乗って!』
助手席の窓が開き木谷くんがいった。
『はいっ!』
私は慌てて乗り込む。
チラっと相手を見る。
サングラスしてる…
そしてさっき匂いをかいだ木谷くんのいい匂い…
車のいい匂いもする…
夢ぇ??
木谷くんと目が合う。
やばい!私今ぼーっとみとれてたよぉ。
『体調は?もう平気?』
『あ…もう大丈夫…です』
本当は全然大丈夫じゃない。今心臓がMAXにやばいよ。けどまた逃げたら今度こそ木谷くんと一緒にいられないっ。
『そ?よかったぁ。』
普通に話してくる木谷くん。
何で?色々聞きたい事ある…聞いちゃおうかな…
『何で誘ってくれたの?とか思ってるだろ?』
『えっ!?……う…うん…』
いきなり図星つかれた!
『運命…?かな。なんて!いや、普通に可愛いなーて思って、ちょっと遊んでみたかった。』
前を向き運転しながら木谷はそういった。
可愛いなんて…
可愛いなんて…
木谷くんにいわれるなんて〜
私の脳内は浮かれっぱなしな状態だけど
『全然!!かわいくないですからぁ!それに………木谷くん長い事付き合ってる彼女いるって噂聞いてたし…私なんかと遊んでていいんですか?』
私何変な事いっちゃってんだろ…
でも否定して欲しいと願って聞いてみた。
『え?知ってるの?何か、すげーな!公表してもないのにそうゆう噂流れるんだね〜。……そうそう。彼女と同棲してんだけどね』
なんかさらっと言われた…まぁいない方がおかしいけどぉ…
わかってるけど…
ショックだよね……
『何?彼女いるなら帰るって?』
そんな訳…
彼女には悪いと思うけど…
ううん、思ってない。
思っちゃいけない。
私は木谷くんと繋がりたくてここまできたんだから。
私は木谷くんの言葉に全力で首を横に振った。

