しばらく紙を見つめた。
信じられない出来事に理解するのに時間がかかった。
これって…
これって…
夢じゃないんだよねー??
こんな様な夢なら何回も今まで見てきた。
毎回起きる度夢だとがっかりしてた。
でも…今は…
夢じゃないっ
胸のドキドキがとまらない…
私はすぐ携帯に登録した。
嘘みたい…メモりに木谷くんが入ってるよ…。
それから暫くしたらスタッフさんが入ってきた。
『すいません、今日のミーティングは以上になりますのでここから移動お願いできますか?』
『あっ!はいっ!』
携帯をしまい紙もバックの中の小さなポケットに入れ私は救護室から出た。
メンバーは控え室に戻ったみたい。
外にでると今までいたファンの子達が興奮して話しあっている。
そんな中一人のおばさんが私に近づいてきた。
『あんたさっき大丈夫だったぁ〜?せっかくきたのにずーと居なかったからさぁ〜』
『あっはい…大丈夫です!』
『そぉ?それならいいんだけど〜…あっ見てみて、こんなに色々もらったんだよ〜』
おばさんはカバンから出して私に見せた。
『サインにグッズに限定のタオルまで貰っちゃったよ〜あんたもいたらよかったのにねぇ。』
『えー!!羨ましいっ』
木谷くんのグッズやサインだった。
私のバカ…
あ〜羨ましい…
でも…
もしかして番号は10人全員に??
私は恐る恐るきいてみる。
『あの…これだけですか?他には?』
『え?他って?これだけで十分じゃないの〜』
『本当に何も…?』
『そーだよ?変な事ゆうねぇ』
というとおばさんは私の前から去った。
番号は私だけ…??
サインやグッズやタオルも嬉しいけど…
私なんて番号だよっ!!
なんて口が裂けても言えない。
やばいよ。またドキドキしてきたぁ…。
『後で連絡してね』
木谷くんの言った言葉が胸に響く。
後っていつ?連絡してみようかな…
私は携帯を手にとった。

