『ふ〜ん。』
ニヤニヤ笑う木谷くん。
私は…
本気で好きなの!
アイドルなんかに本気で恋愛なんてばかじゃない?…
なんて友達に言われたけど…
アイドルだって一人の人間でしょ?
好きになっちゃダメだって…そんな決まりない!
そうだよ。私は
木谷くんにガチ恋だ。
『ねー唯ちゃんってさぁ…いくつ?』
『えっと…25…』
『は?まじで?俺より一つ上じゃん。みえねー!!』
『彼女っていくつですか?』
噂では年上が好きって聞いてた…
『俺より下だよ?ってか敬語いいから。』
でしょうね…年下かぁ…
若くなくてすいませんだよ。
『あっ…うん。じゃぁやめるぅ…』
信号待ちで止まった。
私の顔を覗き込む木谷くん。
『ね?どこいきたい?何かある?』
うぅ…アップ…!
サングラスかけてるけど…かっこよすぎだからっ!
そんな顔で見たら犯罪だからっ!
顔があつくて赤くなるのがわかる。
『あ、ごめ!』
信号が青になり走り出す。
『じゃーさ、ホテルは?』
………?
一瞬その言葉に凍りつく。
『え?』
聞き直してみた。
『あ、いや、誤解しないで?一応人目がつく所より、二人っきりでゆっくり話したくてさ?ほら、すぐ写真とられたりすると面倒だし…』
あ、そっか。そうだよね。
彼はスーパーアイドルなんだ。
またまた距離を感じた。

