いやいや


守くんのことは心配してないんだけど…




でもここでさらに断ったら、あたしが守くんを信用してないことになるんだろ―か…






「…………」



あたしは仕方なく制服のボタンをはずし始める。





…なるべく早く上がろう。


伊勢谷陣にバレたら今度こそ殺されるかもしれない。



髪の毛一本残さないようにしよう…。






あたしは意を固めるとガラッと浴槽の扉を開いた。