「未唯ちゃん…!」 その時 ランドセルを背負った守くんが遠くからあたしを見付けて走ってきた。 「守くん!」 あたしも思わず守くんの方へ駆け出す。 「未唯ちゃん、今日は来てくれたんだね!」 守くんは、はぁはぁと息を切らしながらあたしの腕をつかむ。 「昨日、未唯ちゃん来てくれなかったから…僕ずっと心配してたんだよ!」 「ご…ごめんね。昨日はちょっと用事ができちゃったんだ」 本当はヤンキーに拉致されてたんだけど… もちろんそんなことは言わない。