「そうなの?共働きなのかな?僕何歳?」


「……小3」


「あ、やっぱり小3なんだ!あたしもさっき見た時に小3くらいかなぁって思ったんだよ~!…あっ、て今はそんなのどうでもいいか」




こういう事態は初めてで、テンパるあたしに男の子は綺麗な瞳で「?」と首をかしげる。



「あ~と…あはは、ごめんね?お姉さんちょっとパニクってるかも」


「ううん、大丈夫だよ」



男の子がニコッと笑うと、あまりの可愛さにあたしの胸はまたキュンとした。






グ――――キュルキュル……



その時、男の子のお腹が大きな音を立てた。


あたし達は固まって顔を見合わせる。





「ご…ごめんなさい」



お腹が空いてるのか、男の子は恥ずかしそうにうつむいた。