「……姉御、行きましょう」
タツはあたしの手をそっと取ると静かにプリクラ機から抜け出しゲームセンターを出た。
あたしは足がガクガクしていて何度も転けそうになった。
ゲームセンターから少し離れた場所までくると、タツはあたしを公園のベンチに座らせる。
「姉御…大丈夫っすか?」
「…う…うん…」
あたしは混乱しながらもなんとか返事をする。
「あはは…び、びっくりしちゃった!慎ちゃんが煙草を吸うなんて…あたし知らなかった~!」
笑うあたしにタツは心配そうに眉を下げる。
「あの男まじ許せねぇっすよ…。ボコボコにしてやるんで安心してください」
「!!や、やめて!ダメだよ!」
慌てて止めるあたしにタツは驚いた顔をする。
「なんで?姉御は腹立たないんすか?」
「腹立つっていうか…ショックだけどまだ何もされてないし…」
そうなんだよ。
慎ちゃんがあんな風に言ってても実際まだ頭がついていかない。
それに誰かがボコボコにされるシーンなんて想像するのも怖い。
タツはあたしの手をそっと取ると静かにプリクラ機から抜け出しゲームセンターを出た。
あたしは足がガクガクしていて何度も転けそうになった。
ゲームセンターから少し離れた場所までくると、タツはあたしを公園のベンチに座らせる。
「姉御…大丈夫っすか?」
「…う…うん…」
あたしは混乱しながらもなんとか返事をする。
「あはは…び、びっくりしちゃった!慎ちゃんが煙草を吸うなんて…あたし知らなかった~!」
笑うあたしにタツは心配そうに眉を下げる。
「あの男まじ許せねぇっすよ…。ボコボコにしてやるんで安心してください」
「!!や、やめて!ダメだよ!」
慌てて止めるあたしにタツは驚いた顔をする。
「なんで?姉御は腹立たないんすか?」
「腹立つっていうか…ショックだけどまだ何もされてないし…」
そうなんだよ。
慎ちゃんがあんな風に言ってても実際まだ頭がついていかない。
それに誰かがボコボコにされるシーンなんて想像するのも怖い。



