キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~

それとほぼ同時に携帯が鳴った。



「!」


慎ちゃん指定の新着メールメロディーにあたしは胸をときめかせながら

パカッと携帯を開く。













【未唯へ。

まじゴメン!
急にバイト入った…m(_ _)m
風邪で休む奴がいて人が足りないらしい。ほんとゴメン】









ガ、ガーン…!!!



久しぶりのデートを楽しみにしていたあたしはショックで携帯を落としかけた。




ま、またぁ?


前回のデートもバイトでキャンセルになったのに!


その前は友人のレポートを手伝うとかでドタキャンになったし…


そんな感じでこれでドタキャンが3回目だ。





「慎ちゃんのバカ~…」



あたしはへにゃりと座り込んだ。



でも…

慎ちゃん優しいから…


きっと困った人とかの、そういう役を引き受けちゃうんだよね。




あたしはそんな優しい慎ちゃんが好きなんだ。



あたしは慎ちゃんに

【わかった!がんばってね☆】

とメールを返した。