「答え、求めてないでしょ」
だからこう言っておく。
いつもそうだ。この同僚はほんの少し攻撃的な瞳をこちらに向けて聞いてくるのだ。
「この色どう?」「フォントはこれで合ってる?」「商品、目立ってる?」
最終確認でもない。不安から聞いてくるわけでもない。
じゃあライバル意識、なんてこともさらさらなく、もはやそれはただの通過儀礼と化しているのだ。
俺の答えを、夏木はにっこり笑って受け取った。
「夏木せんぱーい、お昼一緒に行きませんかー」
もうそんな時間なのか、と時計に目を遣れば十二時を過ぎていた。
夏木が「おー、行こっかなー」と画面を見たまま返事する。
当然、俺にはその誘いが来ない。
愛想の良くない先輩より、仕事も出来てノリのいい先輩の方が、後輩に慕われるのは道理だ。
だからこう言っておく。
いつもそうだ。この同僚はほんの少し攻撃的な瞳をこちらに向けて聞いてくるのだ。
「この色どう?」「フォントはこれで合ってる?」「商品、目立ってる?」
最終確認でもない。不安から聞いてくるわけでもない。
じゃあライバル意識、なんてこともさらさらなく、もはやそれはただの通過儀礼と化しているのだ。
俺の答えを、夏木はにっこり笑って受け取った。
「夏木せんぱーい、お昼一緒に行きませんかー」
もうそんな時間なのか、と時計に目を遣れば十二時を過ぎていた。
夏木が「おー、行こっかなー」と画面を見たまま返事する。
当然、俺にはその誘いが来ない。
愛想の良くない先輩より、仕事も出来てノリのいい先輩の方が、後輩に慕われるのは道理だ。



