「だから、美玲は関係ないから!!」 私はその言葉に腹がたった。 「なにそれ、関係ない!? 私はお姉さまの妹だよ!? なに隠してるの!? どうしていつも1人で抱え込むの? 私に頼ってよ。たまにはわがまま言って いいんじゃないの!?」 私の言葉にお姉さまは目を真ん丸くしている。 その瞳にはうっすり涙がにじんでいた。 「・・・美玲とこんなに言い合いしたなんて 久しぶりね。中学校以来かな。」 そう話すお姉さまの瞳から 涙がこぼれた。