「よ、よかった~。 重い病気じゃなくて。」 強張っていた体が へなへなと床に倒れ込む。 「私は、明日ニューヨークに戻るわ。 清四郎さんのことよろしく頼むわね。 あっ、私明日まで日本にいるから3三人で久しぶりに食事しましょ。 それと椿、後で話しあるから。 じゃ後ほど。」 お母様は場所と時間を告げて部屋から出ていった。